子どもとよくつき合ってみる

学習院にはまだ

悟君や健太君のように、反抗期でも暴力的でもなく、のんびりした可愛い子なのに、いつの間にか万事にやる気がなく、横着に構えている子どもが増えてきています。それというのも、何をするにしても、最後はお母さんが手を出して始末をつけてくれるからですグズグズ着替えをしていれば、横から手伝ってくれる。学校のプリントを出さないでいれば、お母さんがランドセルのなかから探し出してくれる。忘れものがあれば大急ぎで届けてくれる。お金を落とせば、怒りながらもやはり出してくれる。
五年生になった健太君も、最近はだんだん横着になってきました。お母さんが何か言うとハーイと返事だけして、実際はまったく動こうとしません。お母さんの言うことをきかなくても、ちゃんとやってもらえることを知り抜いているからです。
とくに男の子が増えています。お母さんは始終ガミガミ口を出していますが、実はそれが少しも役に立っていないことに気がついていません。
母親から教わる伝統的なやり方

それというのも、心の奥底で、赤ちゃんのときのようにわが子の面倒をみるこんな形で親の言うことをきかない子
ことに、快感を覚えているからです。
この子は私がいなくちゃダメなのよねというひそかな快感-それがをきかないくせに自立できない子を育てていることがわからないのです。

親の言うこと先生に掃除しとけよ
中学生が増えていますが、ないチなのです。
と言われるとハーイと返事だけして実際には全然動かない彼らのほとんどは健太君のように、家庭でも
言うことをきか子どものやることをじっと見守り、子どもが助けを求めてきたときだけ、こうするのよと根気よく教えてやるのは、お母さんにとってなかなか難しいこと。

学校まかせにしない


母自身が多忙をきわめていて

手を出してサッサと自分でやってしまうほうがはるかに時間がかからないからです。子育てはガマンというのはそこのところ。知らず知らずのうちに言うことをきかない子を育てないように頑張りましょう。
小間使いママと育てやすい子お母さんは何でもやってくれる人?
Tさんが台所に立っていると、隣の部屋から、おかあさーんと11歳のアキちゃんの呼ぶ声ーさんは料理をする手を止めて、アキちゃんのところへかけつけて遊びの相手をしてあげます。ブロックをやっていたかと思うとビデオを見る。そのうち飽きて
ご本、読んで﹂。Tさんはその度に仕事の手を休めて根気よくつきあいます。
アキちゃんはとても育てやすい子で、めったに泣くこともありません。Tさんはアキちゃんを、目に入れても痛くないほど可愛がっています。
母さんといっしょにスーパーに買い物に行くと必

しつけにラクをしてはいけないのです。

でもその可愛がり方をみるとはため傍目には心配なことばかりです。
ごはんですよの声で、アキちゃんがテーブルにつくと1さんはまずぬれたタオルで手を拭いてあげます。アキちゃんは自分から、食べようとしません。食べたいものを指差すだけで、お母さんが口のなかへ入れてくれるのを待っています.Tさんは、まだフォクやスプーンも上手に使えないのだから仕方がないこと、そのうち自分で食べるようになると思っています。
かTさんは、アキちゃんを育てることが自分の生き甲斐だと思っています。そして、可愛くて素直なアキちゃんは今のところ、Tさんの期待に十分応えています。よそのうちのように、子どもが大泣きをすることもなければ、Tさんが子どもにどなる声も聞こえません。


成績のいいば

子どもの言いなりになるだけだから。

本当に穏やかに、子育てをさせてくれる子と、Tさんは自分が幸せな母親であることに誇りを持っています。でもさんは知りません。この
幸せは、Tさんが子どもの欲求を、全部優しくきき入れてしまうから成り立っているのだということを……。
夜九時頃になるとさんは11です。アキちゃんの世話に振りまわされて、疲れ果ててしまうからです。それなのにアキちゃんは、まだ元気です。アレするコレやる
と言われる度にさんは、おもちゃを次々と出したり入れたりしなければなりません。ようやくアキちゃん、眠いようと言い出すのは、十一時をまわっています。バンザイと添い寝をすると1分で眠ってしまいます。
母親のお乳を吸いにくる赤ちゃん

先生はそう思う


子どもは親を大切にするようになります。

それもさんの誇りのタネです。
Tさんは気づいていません。アキちゃんがこの世が何でも自分の思い通りになる、と考える自己チュー児になりかかっていることに..に、Tさんは溺れていて、自分では何もできない子になりかかっていることに気づいていないのですおぼ生きるカをつみとる優しさ子どもは本来好奇心の塊で、何にでも興味を持ち、やりたがるもの。
しかしお母さんがガミガミ型でも、イライラ型でもなく、とことん優しくて思いやりのある性格の場合、子どもはその優しさにどっぷり浸ってしまいます。この場合、イライラ型の母親やガミガミ型の母親に子どもが感じる母親の反発がないだけ、子どもにとっての危険性はいっそう大きいと言えるのです。

  • 教育ママの増加と登校拒否
  • 経験できたことはよかったと思っています。
  • 子供と質を重視した接触をしていくかという